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寒くなってきて、なんだか人恋しい今日この頃。仕事帰りにふらっと立ち寄って、カウンターでおしゃべりしながら暖を取れるお店はないかしら…と思ってすぐに思い当たりました。なんせここは立川。まるで実家のようにあったかい笑顔で迎え入れてくれるお店が、この街にはあるんです。

立川駅南口の路地裏に佇む古民家風のやきとり屋さん、葉舞風(ばんぶー)に行ったことはありますか?横浜からやってきた仲良し母娘が二人三脚で営むお店には、いつもあたたかくておいしい匂いと笑い声が絶えないという噂。なんとも楽しそうな気配に引き寄せられて、今宵やってまいりました。

夜の帷が降りるころ、提灯の明かりがひときわ目立つようになったらお店が開く時間です。さっそくおじゃましてみましょう。

とびきりのスマイルで出迎えてくださるのは、店主の内藤重子(ないとう しげこ)さんと、娘の須田尚子(すだ なおこ)さん。思わず「ただいま」と言ってしまいそうになるほどの実家感!

L 字型のカウンターがいい感じ。ここはやっぱり葉舞風さんのアリーナ席ともいうべき、お母さんの目の前の席一択ではないでしょうか。

頭上には定番メニュー、黒板には旬のおすすめメニューがずらり。肉巻串はどれもおいしそうだし…ん?「プルプル」ってなんだろう…俄然気になります。

あれもこれもと迷ってしまったので、相談です。「プルプルっていうのはね、横浜時代から30 年ずっと出し続けてるメニューなの。豚バラとキャベツでさっぱり食べられるわよ」とお母さん。「じゃあそれお願いします」というやりとりも楽しいのです。

ほかほかと湯気の出る器を受け取る瞬間、なんだかほっこり幸せを感じてしまいました。

一杯目はやっぱりビール!外は寒くても、あったかいお店の中でいただくキンキンに冷えたビールは格別なんです。お母さんもエアビールで乾杯につきあってくれました^^

これは絶対食べてみて、とおすすめしていただいた網レバーとつくね。どちらも網油で巻いてあるので、ふっくらジューシーに仕上がるのだそう。脂の多い串は焦げつきを防ぐため氷で鎮火しながら丁寧に焼き上げます。

素敵な笑顔もさることながら、おふたりがとっても美肌なので秘訣をうかがってみると、なんとびっくりな答えが!もちもちになると常連さんの間でも人気とのこと。気になる回答はお店で直接聞いてみて。どんなお悩み相談にも明るく答えてもらえそうですね。

さあ、そうこうしている間に串が焼き上がりました。カウンター越しにお皿を受け取ります。

時計回りに生ビール660 円、お通しは大根と鶏肉の塩煮、プルプル450 円、辛味噌110 円、つくね275 円、網レバー220 円。

「ねぎま・ぼんじり・ハツ・皮・なんこつ」がセットになったやきとりおまかせ5 本セット 880 円や鶏もも塩唐揚1ケ250 円も人気。

やきとりに添えられた、やけに美味しい謎のみその正体
ピリッと辛くてクセになる辛味噌は、味噌に豆板醤やニンニク、胡麻油を加えた「横浜では定番」なんだそう。ラーメンの味変やきゅうりの一本漬にもぴったり。

客席の冷蔵庫には、かわいいボトルのワンカップがたくさん。好きなものを取って飲めるスタイルがいいですね。この猫ちゃんワンカップとやきとりのマリアージュは次回の楽しみに。

美味しく飲んだあとの〆におすすめなのが、網で焼いてもらう焼きおにぎりとのこと。40 分かかるので、早めにお願いしておきましょう。ほかにもお茶漬けや冬季限定のラーメンといった裏メニューもあるらしい…これは通って常連になるしかありません。

カウンターが居心地のよいお店ですが、実はお座敷だってあるんです。今度はやきとり好きの友達と一緒に来ようかなあなどと思ったのでありました。

とってもフレンドリーなお母さんと尚子さんの笑顔に癒されて、ついつい話に話が咲いてしまいました。自慢のメニューはどれも美味しいし、なんといっても居心地抜群。「お母さんと話したい」といって訪れるリピーターのお客様が多いのも納得です。カウンター越しの笑顔に会いたいから、また来ます。その時には「おかえり」って出迎えて欲しいな。ごちそうさまでした!

若葉町団地バス停前に、てくたくというおいしくてとても雰囲気のよいカフェ&レストランがあることをご存知でしょうか。お店のオープンは約11 年前。団地にお住まいのみなさんや近隣の大学生たちのサロン的な場としてにぎわうお店で、最近新しい出来事があったという噂を聞きつけ、立川駅北口からバスで揺られること15分、やってまいりました。

鮮やかな緑色のドアが目じるし。ランチとディナーどちらもいただける、いつ行ってもあたたかく出迎えてくれる、そんな優しいお店なのです。

実はこのたび、ベテラン店主の佐藤義明(さとう よしあき)さんは、23 歳のホープ須長辰友(すなが しんすけ)さんに事業継承したそうです。現在は目下料理の伝承中とのこと。ゆっくり食事をいただきながら、そのあたりのお話も聞いてみたいと思います。

ふと目をやると、卓上にも壁にもメニューがぎっしり。そう、こちらのお店にもまた、自慢のメニューがたくさんあるんです。

あれもこれも食べたくなって、結局ここでもまた、おふたりに相談です。「いろんなおかずを少しずつ食べられるおばんざい定食がいいんじゃない?」ということで…。

見てください、6品もおばんざいがついた定食、ランチだったらなんと950 円!ピリ辛ナスの素揚げ、しみしみ鶏大根、トマトのマリネなどなど、見目麗しく栄養たっぷりの理想的なごはん、ここにあり。

特にこのだし巻き卵は、てくたくの看板メニュー。ふんわりやわらかくてお出汁がしみてるんです。自分で作ってもなかなかこうはできない。だけどその秘密を知りた
い!というわけで…。

ふわしゅみ、てくたく秘伝のだし巻き卵レシピ
材料:卵5個、白だし大さじ1、砂糖小さじ1、だし汁70cc の材料を合わせ、熱したフライパンで4~5 回に分けて焼いていきます。とはいえ、出来上がりの完成度の高さは、上野精養軒で腕をふるっていた佐藤さんの腕前によるところが大きいよう。須長さんはマスターするのに3 ヶ月はかかったそうです。

食後は、須長さんにコーヒーを淹れてもらいながら、事業継承することになったいきさつなどを教えていただきました。「ランチもディナーも店に立ちっぱなしなのはなかなかしんどい年齢になってきた上に、家族が病気したりして。そんな頃、ここを引き継いでくれるという声を上げてもらったんです」と佐藤さん。その言葉に「ここを継ぐことができて嬉しいです」と返す須長さん。ふたりの息もぴったりですね。

おいしそうなデザートもやってきました。ランチドリンク・デザートセットなら、なんと合計1,550 円(ドリンクとデザートは実質600 円!)なんです。

ケーキの上に乗っているミントは、お店の裏で育てているハーブの中から摘んできたもの。ほかにもバジルやパセリ、ディルなどもあり、料理に使っているそうです。

居心地のよいカウンター席でゆっくりしているうちに、常連さんもやってきました。はじめましてでもすぐに打ち解けてしまうこの和やかな雰囲気、長居したくなる気持ちがよくわかります。

ちなみにこれはワインと、おばんざい三点盛り550 円。常連のみなさんはワイン2本ぐらいは飲んでいかれるとのこと!次回はお酒を飲みに来よう、と思ったのでした。

木に囲まれたゆったりとした空間で、笑顔の絶えないおふたりと話していると、すっかり気持ちがほぐれて元気に。お料理のおいしさはもちろん、お茶でもお酒でもお好きにどうぞという懐の深さに、通いたくなる常連さんも多いのではないでしょうか。立川駅からは少し遠いけれど、またバスに乗ってやって来ます。ごちそうさまでした!

まだまだあります!
カウンター越しの
笑顔に会いたくなるお店
寿司と懐石料理出身の兄とイタリアン出身の弟が営む隠れた名店。店内はカウンター席とテーブル席があり、おすすめの焼酎や日本酒がたくさん。新鮮な魚介を中心に、島寿司や明日葉、くさやといった八丈島の素材を使った創作料理を提案しています。何を頼もうか悩んだら、ぜひ島料理と島焼酎のペアリングをお願いしてみて。

立川駅北口のモノレール沿い、サンサンロードにある喫茶店。ガラス張りの店内は、和を取り入れた落ち着いた雰囲気です。カウンターのみ、かつバリアフリーのお店なので、ゆったりとした空間で本格炭火焙煎珈琲と和スイーツを楽しむことができます。お店の方にコーヒーカップを選んでいただくのも楽しみのひとつ。

立川駅北口より徒歩3 分、こだわりの炭火やきとりをいただける居酒屋さん。備長炭を多めに使って強火でこんがり焼き上げる江戸前強火やき鳥は、ジューシーな食感が自慢。ダイナミックな調理風景にワクワクできる、オープンキッチンを囲むカウンター席がおすすめです。スタッフのみなさんの活気あるかけ声と笑顔も最高。

立川駅南口の閑静な住宅地にある、蔵をリノベしたカフェ。オーナーのセンスとこだわりを感じる昭和レトロな店内は、カウンター席とテーブル席、2 階席があります。一人でゆったり読書を楽しんだりお子様連れでもくつろげたり、思い思いに過ごせるような居場所を作りたかったというだけあって、日常を忘れる没入感が魅力。

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