鴨と肴　担ぎ屋（かもとさかな　かつぎや）
※受賞当時の場所は閉店しています。

お祭り男が盛り上げる！立川初の鴨しゃぶ店

立川駅南口より徒歩約4分、鴨しゃぶがイチオシの美味しい居酒屋さんがあると聞き、やって参りました。どんなこだわりを持っていらっしゃるのか、オーナーの森田聖也（モリタセイヤ）さんにお店を紹介していただきましょう。

街角に映える明るいグリーンの店頭幕が目印。提灯と格子戸が和風ですね。

一枚板のテーブルをはじめ、白木でまとめたインテリアがアットホームな雰囲気の店内。御神輿を飾る化粧紐など、「祭り」がテーマのユニークなアイデアも。

「若返りのビューティーミート」といわれる鴨肉をしゃぶしゃぶで。鴨の皮昆布で取った出汁とネギで旨みたっぷり。鴨しゃぶ1,490円（一人前。二人前から）。

まろやかな特製割り下との相性抜群な鴨すきもおすすめ。1,980円（一人前。二人前から）。〆はぜひうどんかリゾットで。

オーナーの森田さんと奥様の彩香（あやか）さん。夫婦で仲良くお店を切り盛りしています。

生まれも育ちも立川、生粋の立川っ子という森田さん。元々焼き鳥店で働いていた頃から「30歳までに自分の店を出す」と決めていたそうです。そして有言実行でお店をオープンしたのが2018年。
鴨しゃぶにこだわったのは「立川で他にないジャンルに挑戦したかった」から。食事はもちろん、旬の刺身をはじめとした肴や季節の限定酒なども充実させています。「担ぎ屋」という屋号は、お祭り好きで神輿を担いでいたので付けたのだとか。地元愛が伝わってきますね。2020年のコロナ禍中には、諏訪神社のお祭りが中止になってしまったことから、地域の子どもたちのために縁日を企画。クラウドファンディングで資金を募り、金魚すくいや射的、ヨーヨーなどの遊びに加え、お菓子やラムネ、焼きそば、かき氷なども用意。近隣の個店の協力も得つつ、イベントを成功させました。仲間に恵まれているのも、持ち前のバイタリティとユーモアあふれる人柄ゆえ。
これからの目標を伺うと「ゆくゆくは市内でもう一店舗出すこと。海外進出も考えています」と明瞭な回答。今後の展開が楽しみです。