立川駅北口から歩くこと約8分、ファーレ立川エリアの近くに行列のできるカレー店があるという噂。なんでもフレンチの手法を取り入れた美味しくて体にやさしいスパイス料理が食べられるのだとか。さっそくシェフにお話をうかがってみましょう。
カレーリーフやハーブなど、グリーンに囲まれたシックな外観。大通りに面していながらも、落ち着いた雰囲気です。店名に付けられた「Épice」はフランス語で「スパイス」を意味するそうです。
右から店主でシェフの鈴木勇(すずき いさみ)さん、お母様の鈴木弘美(すずき ひろみ)さん、スタッフの長谷川洋介(はせがわ ようすけ)さん。
店内は白壁に木の床や壁が映え、あたたかみのあるナチュラルな雰囲気。カウンター席のほか、テーブル席がゆったりと配置されています。ドライフラワーはお母様の手作りなのだとか。
カウンター側。外からの陽射しが入るオープンキッチンが素敵です。調理の様子が見られるので、待っている間も楽しくワクワクしますね。
写真左上から自家製ヨーグルト、豆のスープ、チキンカレー、キーマカレー。大きなお皿の中は、上からトマトの発酵アチャール、大根のアチャール、香味野菜のアチャール、青菜のクミン炒め、紫キャベツの乳酸発酵アチャール、ナスとニンジンのタルカリ、17種の野菜の焚き合わせ、ライスは五分づきの玄米です。1800円。
「元々は世界中を旅するバックパッカーになりたかったんです」と話す勇さんの経歴はユニークです。立川で生まれ育ち、高校で農業を学んだあと、辻調理専門学校に入学。フランスに留学してフランス料理を学び、帰国後は大阪のフレンチレストランやネパール料理店で働いていたそうです。そしていよいよバックパッカーに、というタイミングで起こったのがコロナ禍。飲食店が次々に煽りを受ける中、立川通りで「舞」という店を営む勇さんの祖母もその一人でした。
「祖母の店を助けたいと思ったのが、カレー店を始めるきっかけでした」と勇さん。そこで間借りのスタイルで1年半ほど営業したのち、2021年12月に現在の場所に移転しました。ランチは限定30食。ディナーはカレーコースを提供。立川野菜や発酵食材などを取り入れた、毎週違う「一期一会のカレー」で調和のとれた美味しさを追求しています。
さらに、近隣の飲食店と連携してスパイスフェスを開催するなど、地域との繋がりにも積極的。「スパイスやカレーを通じて立川が盛り上がるコンテンツを作りたい」という目標を掲げ、若きシェフの挑戦は続きます。
※記事の内容は掲載時のものです。(2023年2月掲載)
店舗名 | Épice舞 (エピスまい) |
---|---|
住所 | 立川市高松町3-8-3 ファーレ立川パークホームズ101 |
営業時間 | 11:30~14:30/18:00~23:00 日・祝 11:30~14:30/18:00〜22:00(ディナーは完全予約制) |
定休日 | 月曜日 |
電話番号 | 042-506-0234 |
Webサイト | https://www.instagram.com/epice_mai/?hl=ja |
※各店舗の都合により、掲載情報(営業時間・価格等)の変更がある場合がございます。
ご来店の際は直接店舗に営業時間の確認を行なっていただいた上でのご来店をお勧めいたします。