立川駅北口からけやき台団地方面に向かうバスに揺られること約15分、今回ご紹介する素敵なケーキ屋さんに到着しました。なんでもシェフは著名なコンクールで優勝した経歴の持ち主とのこと。さっそくお話を伺いましょう。
駐車場完備のゆったりとした造り。大きなガラス張りのドアの向こうに見える店内のライトグリーンが明るい雰囲気です。
常時30種類以上のケーキやスイーツが並ぶショーケース。目にも鮮やかな宝石箱のようです。
ご覧ください、この華やかで繊細なケーキを。みずみずしいフルーツと共に飾られているエディブルフラワーは、以前たらった立川でもご紹介した「あみちゃんファーム」のもの。手前からフロマージュクリュ 2,808円、ショコラフランボワーズ 3,240円(共に税込)
手前から順に、食べた瞬間にジャスミンとレモンが香るスペシャリテの「ジャスミンショコラ」 648円、苺を贅沢に使った「苺のパフェ」702円、徳島にあるシェフの実家で穫れた柚子を使った爽やかな「柚子」605円、ピスタチオのホワイトチョコムースにフランボワーズとライチが華やかな「リッチピスターシュ」626円。(全て税込)
オーナーシェフの三宅善秋(みやけ よしあき)さんと、奥様でパティシエールの亜樹(あき)さん。「妻がここで一緒に働いていることの安心感は絶大。いなくてはならない存在です」と三宅シェフ。
子どもの頃から、母親の料理本を見てはお菓子を作っていたというシェフ。意外なことに中学では野球、高校時代は寮生活で陸上に明け暮れるスポーツマンだったそうです。卒業後、故郷の徳島に唯一あった料理の専門学校に入学。東京校に来る機会があった際に出会ったのが恩師と飴細工でした。
そのまま専門学校に就職したシェフは、東京校への転勤を機に上京。その後ホテルに移り飴細工に没頭し、2010年、国際的な製菓コンクールでチームJAPANとして日本チーム初優勝を果たします。その後は一流ホテルや有名店での修行を経て、2019年10月にハルミエールをオープン。「陽(ハル)+光(ルミエール)」という店名の通り、あたたかな陽光の中で楽しく仕事ができるような場所にしたかったそうです。お店を出したいと思ったのも「若くして出産、育児でパティシエの道を中断しなければならなかった奥さんに、もう一度パティシエとして、今度は一緒にお店を作り上げてもらいたかったから」だそう。とても素敵なエピソードに思わず拍手してしまいました。
今後の目標をたずねると「立川に馴染みのある素材を使ったり、立川をイメージさせる商品を開発して立川をどんどん盛り上げていきたい」と三宅シェフ。コンクールで培ったチャレンジ精神が活かされそうですね。
※記事の内容は掲載時のものです。(2022年2月掲載)
店舗名 | パティスリー ハルミエール |
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住所 | 立川市幸町3-34-3 ラ・べレッツァフェリオ1F |
営業時間 | 11:00~18:00 |
定休日 | 月曜日・火曜日 不定休 |
電話番号 | 042-537-9240 |
Webサイト | https://www.halumiere.co.jp/ |
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