三上鰹節店

新鮮で、風味豊かな鰹節のお店です

創業は昭和9年。老舗中の老舗です。お店に出す鰹節は、その日の朝、削ったものばかり。新鮮なおいしさが人気の秘密といえそう。おにぎりにぴったり細かい鰹節を買ったことがありますが、スーパーで売っているものとは比べものにならない風味のよさでした。今回、あらためてお話をうかがいにお邪魔してみます。

写真からでも、鰹節のいい香りがしてきそうですね。こちらはお吸い物などに最適な花鰹。100g499円(税込)

老舗の重みを感じさせる屋根瓦の店構え。木の看板も風格がありますよね。ビルに建てかえたのは平成元年だそうです。

用途に合わせてさまざまな鰹節が並びます。味噌汁に最適な宗田鰹。お馴染みの花鰹、おひたしやおにぎりにおすすめの鰹粉など。

一歩お店に入ると、鰹節のいい香りが漂ってきます。店内には鰹節のみならず、昆布などの乾物、ふりかけなども豊富。贈答品用に詰め合せもしてもらえます。

現在のオーナー、三上康子さん。昨年、三代目としてお店を継ぎました。

もともとはおじい様が千葉県勝浦市で乾物店を営んでいたそうです。立川に越し、お店をオープンしたのが昭和9年でした。お店の売りは、何といっても、毎朝削り立ての鰹節をお店に出していること。「おそらく三多摩で毎日削り立てを出しているのはうちだけだと思います」と三上さん。鰹は鹿児島県の枕崎産、宗田鰹は高知県土佐清水産、鯖は静岡県焼津産を使用。削り立てだからこそ出せる贅沢なおいしさです。「すべて国産無添加なので、お子様からお年寄りまで、安心して召し上がっていただけます。風味のよさと新鮮さを一度口にすれば、その違いがわかると思いますよ」とのこと。

和食が無形文化遺産になってから、注目度が高まっている鰹節。だしをつかった料理を聞きにくる若い女性のお客様が増えてきたそうです。女性の従業員が多いので、料理の相談などにも気軽に応じていただけます。

※記事の内容は掲載時のものです。（2017年2月掲載）