MENU
特集
Tweet LINEで送る

桜の時期も過ぎて、木々の新緑が一段と鮮やかさを増す今日この頃。一年で最高に爽やかな季節を満喫したい!ということで、今回はバードウォッチングにチャレンジ。北側とはまた違う魅力を持つ、自然豊かな立川の南側を散歩してみたいと思います。どんな風景に出会えるかワクワク。さっそく出かけましょう!

降り立ったのは、多摩モノレールの柴崎体育館駅。立川の中心からほんの1駅離れただけなのに、とてものどかな雰囲気です。

モノレール沿いを立川駅方面に少し歩くと、「ベーカリーLoro」と読める何やらおしゃれな看板を発見。こうやって初めてのお店に出会えるのも、散歩の楽しみですよね。せっかくなので入ってみたいと思います。

店内もやっぱりおしゃれ!スタイリッシュでウッディな空間です。カウンターには、美味しそうなパンがずらりと並んでいます。

甘いものコーナーから、桜の塩漬けがトッピングされた桜あんぱんをチョイス。クリームチーズと桜あん?!気になりまくりなコンビネーションです。

おすすめは店頭で焼いてもらえるパニーニとのこと。たくさん種類があって目移りしちゃいそうですが、今日は黒いパンが珍しいえびとアボカドのパニーニに決めました!

「この黒いパニーニは竹墨を使っているんです。粒子が細かいからふわふわの生地になるんですよ」と店長さん。
専用のプレス機で2分ほど両面をこんがり焼いてもらいます。高温でパリっと焼き上げることで、冷めても美味しくいただけるそうです。

ドリンクメニューも充実。ショーケースの中には厳選されたクラフトビールが。ラベルもかわいい!ホップの香りと爽快なキレが特徴だというおさるIPAにしてみようかな。

お店に並ぶパンはいつも25〜30種類ぐらい。約10種類の小麦粉を独自にブレンドして使っているというから驚きです。おすすめのパニーニは、お酒に合う前菜をイメージして作った料理をパンに挟んでいるそう。どうりでビールが飲みたくなるわけですね。今日は天気もいいので、こちらで購入したパンとビールを持って外でランチしたいと思います。

今日の目的のひとつ、バードウォッチングのために根川緑道にやってきました。西から東へ流れる根川に沿って整備された全長約1.3㎞の根川緑道。「生物」「遊び」「休息」「散策」という4つのテーマでゾーンが分かれているそうで、水と緑の景観が美しい緑道は、季節を感じながら散歩するのにぴったりです。

根川緑道へ向かう東側に見えるのは広大な敷地のガニガラ広場。木製のジャングルジムやターザンロープなどもあります。昔はこの付近に、蟹(カニ)がたくさんいたので「がにがら」と呼ばれ、広場の愛称となったそうです。

季節の花や水辺の動物などを観察することもできますよ。初夏には菖蒲、夏には蓮の花が見頃を迎えます。

高度処理水が湧き出す噴出口が根川の起点。鯉やオイカワが生息する小川沿いに遊歩道が整備されています。

桜の季節には、一面がピンク色に染まるほどの絶景が見られます。

遊歩道を歩いていると、いきなり大物、シラサギが現れました。バードウォッチングというにはちょっと大きすぎるような気もしますが、優雅なたたずまいにしばし見惚れてしまいました。

小川にはカモもいます。春の陽射しを受けてのんびり日向ぼっこしているように見えますね。

散策の道すがら、ちょうどいい休憩スポットを見つけました。さっき買ったパンとビールの出番です。心地よい風に吹かれて新緑の香りを嗅ぎながら、外で食べるランチは格別。なんていうことのない日が特別に感じられます。お花見客も落ち着いたこの季節、お天気のいい日には根川緑道でバードウォッチングを楽しみつつ、プチピクニックしてみませんか?とってもおすすめです。

ランチのあとは、腹ごなしのためにモノレール沿いを立川駅周辺へ歩いてお目当ての喫茶店に。前から一度来てみたかった一六珈琲店さん。常時20種類以上ある自家焙煎の豆の中から、自分好みの珈琲を淹れていただけるそう(下調べはばっちり)。歩き疲れたからだに沁みる一杯を求めていざ!

趣のある外観。いい香りが外にまで漂ってきて、コーヒー好きのセンサーが反応します。

「いらっしゃいませ」と出迎えてくださった店主さん。優しい笑顔になんだかホッ。

クラシック音楽が流れる店内は、外の喧騒が嘘のようにゆったりとした時間が流れています。

苦味、酸味、濃いめ、軽めと珈琲の味をわかりやすく図にしてあるチャート表。やや苦味のある中深煎りが好みなので、お店の名前を冠したいちろくブレンドを注文してみたいと思います。

お隣の方が頼んでいたスイーツがあまりにも美味しそうで、思わず「同じものを…!」とオーダーしてしまいました。やってきたのはふわっふわのムースにチュイルやミントがあしらわれた立体的なレアチーズケーキ。まろやかな甘みを感じるいちろくブレンドとの相性抜群です。

テーブル席のほか、カウンター席もあります。珈琲豆を眺めているだけで楽しいひと時を過ごせそうですね。

ショーケースには、カヌレやレモンケーキ、どら焼きなどの焼き菓子がいろいろ。なんでも店主さんはチョコレートの専門店に勤めていたパティシェなのだとか。ツボを押さえたセレクトがさすがです。

ひとりで来ても誰かと来ても、思い思いに優雅な珈琲タイムを過ごせる素敵な喫茶店、ここにあり。自家製スイーツだけでなく、自家製生パスタやリゾットなどランチメニューが充実しているのも嬉しいポイントです。季節ごとにおすすめのブレンドを提供しているそうなので、次回はお気に入りの本を持参して、旬の珈琲をじっくり味わいたいと思ったのでした。

散歩の〆にやってきたのは、立川市魅力発信拠点施設CotoLink(コトリンク)1階のLULU Terrace(ルルテラス)に移転したのーかるバザールです。立川産の野菜をはじめ、全国から選りすぐられた農産物や、姉妹都市の長野県大町市の特産品などを買うことができます。さて、今日の夕ご飯は何を作ろうかな?

旬の地場野菜が並ぶ店先。野菜ソムリエがいるお店なので、今日は春のおすすめレシピを聞いてみたいと思います。

店内には、野菜や果物がところ狭しと並べられています。産地や生産者の名前、こだわりポイントなどが書かれたポップを読むのも楽しいですね。

立川市の姉妹都市、長野県大町市の特産品やグッズを販売するコーナーも。はちみつやジャムなど、いろいろ気になります。

立川産野菜の代表といったらやっぱり立川うど!野菜ソムリエによると「柔らかい穂先は天ぷらに、茎の部分はきんぴらにしたり、生のままサラダで食べたりしても美味しいんですよ」とのこと。12月中旬から4月ごろまで販売しているそう。

大きくて立派なブロッコリーは、カットしてからオイルと塩で和えて、短時間グリルすると甘みが引き立つそう。フライパンだったら中火で2〜3分蒸し焼きにするのもいいそうです。

クセや苦味がなく食べやすいのらぼう菜は、さっと湯がいて醤油とかつお節をかけるシンプルなおひたしがおすすめとのこと。

粒立ちがよく、上品な甘みが特徴の長野県オリジナル品種「ゆめしなの」。店内の自動精米機で精米したてのお米を購入することができるんです。

どれもこれも美味しそうで、こんなにいっぱい買っちゃいました。レシピも聞けたし、ヘルシーな食生活を目指してがんばります!
栄養価の高い新鮮な食材や地域の名産品を手軽に買うことができるのは、とってもありがたいですね。さらには体にも地球にも優しい地産地消に協力することになると聞いて納得。のーかるバザールでは、定番野菜のほかにもポロネギやロマネスコ、ビーツなど、珍しい西洋野菜も取り扱っているそうです。

※各店舗の都合により、掲載情報(営業時間・価格等)の変更がある場合がございます。
ご来店の際は直接店舗に営業時間の確認を行なっていただいた上でのご来店をお勧めいたします。